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【殿堂入り】豊四季台 四季の会

更新日:2020年1月15日

団地概要

団地名:豊四季台
管理戸数:3,404戸
管理開始:昭和39年4月
所在地:千葉県柏市
特徴など:中層・高層住宅(建替)
 郊外型大規模団地

活動団体概要

団体名:四季の会
構成人数:21名(うち団地外 2名)
活動年数:約8年
花壇箇所数:1箇所

活動記録

テーマ:あなたを決して独りにはさせない/花と緑そして土と遊ぶ『四季の会』

作品紹介

商店街にカサブランカ通り? 
四季の会の宣伝活動の一環として団地商店会にカサブランカの球根10株を贈ることになりました。昨年の夏、団地ふるさと祭りへの出店でお世話になった皆さんへのお礼でもあります。球根植え付けから約100日、がれきが目立つ最悪の環境にもかかわらず、力強く成長してくれました。今日は艶やかな花姿に足を止めたお客さんが店主と仲良く記念撮影です。商店街は古くからの団地住民の皆さんにこそ支えられています。カサブランカの集客力(?)に期待したいものです。なお、商店会からは福島県川俣の名物『ざる菊』を寄付していただきました。秋の花壇が大いに楽しみです(四季の会 7月1日撮影)。


花の精霊夏祭り 四季の会の宣伝活動『花の精霊夏祭り』も4年目、昨年に引き続き団地ふるさと祭り会場に出店しました。オリジナル・グッズを提供して寄付金をお願いするふるさと納税方式、けやき広場ではお目にかかれない方々との交流が魅力です。今年は、鉢物や花のポプリに加えて自治会産花梅の梅ジャムも用意したところ、2時間もしないうちに完売(?)となりました。出店費用を大幅に上回る寄付金2,773円が寄せられています。写真はご主人の遺志を引き継いで活動する世話人Aさんがラベンダーのポプリや特製下敷きを売り込む場面、その抜群の商才に脱帽です(四季の会 7月13日撮影)。

花の精霊夏祭り 
四季の会の宣伝活動『花の精霊夏祭り』も4年目。昨年に引き続き団地ふるさと祭り会場に出店しました。オリジナル・グッズを提供して寄付金をお願いするふるさと納税方式、けやき広場ではお目にかかれない方々との交流が魅力です。今年は、鉢物や花のポプリに加えて自治会産花梅の梅ジャムも用意したところ、2時間もしないうちに完売(?)となりました。出店費用を大幅に上回る寄付金2,773円が寄せられています。写真はご主人の遺志を引き継いで活動する世話人Aさんがラベンダーのポプリや特製下敷きを売り込む場面、その抜群の商才に脱帽です(四季の会 7月13日撮影)。


小学生世話人、誕生から1年 
小学生世話人の誕生からまる1年、防寒着を着込んだK君とR君が落ち葉掻きを楽しんでいます。クリスマスの今日が仕事納めとなりました。けやき広場はまもなく聖なる『静まりの時』を迎えます。夏の台風による塩害の影響も心配されましたが、ほぼ例年通りの収量を確保できました。作業の中心だった80代の国民学校世代が、揃ってデイサービスやショートステイに通う状況となり、今や主役は小学生の皆さんです。写真後方に見えるのは、腐葉土づくりのための堆肥サイトです。昆虫の幼虫も同居して、四季の会自慢の施設です(四季の会 12月25日撮影)。


工房開設、梅仕事を始めよう! 自治会事務所の裏庭、花梅として名高い『見驚』がたくさんの実をつけました。例年なら梅酒にされるところですが、今年は使い道のないまま落ちるにまかせて見向きもされません。それではと、四季の会で梅ジュースに仕込んでみようということになりました。今日は、事務所の名誉会員の皆さんも加わって収穫作業を行ないましたが、何と10キロ近い大豊作です。早くも真夏日到来世話人の皆さんには四季の会特製の梅ジュースで猛暑を乗り切って欲しいものです(四季の会 5月24日撮影)。

工房開設、梅仕事を始めよう! 
自治会事務所の裏庭、花梅として名高い『見驚』がたくさんの実をつけました。例年なら梅酒にされるところですが、今年は使い道のないまま落ちるにまかせて見向きもされません。それではと、四季の会で梅ジュースに仕込んでみようということになりました。今日は、事務所の名誉会員の皆さんも加わって収穫作業を行ないましたが、何と10キロ近い大豊作です。早くも真夏日到来。世話人の皆さんには四季の会特製の梅ジュースで猛暑を乗り切って欲しいものです(四季の会 5月24日撮影)。


アイリスの気品、高原の夏 石楠花の開花に合わせるかのように、13号前の『日向の花壇』でオランダ産のアイリスが咲き始めました。高原の別荘地に来たかのような錯覚を道行く人々に与えています。寄付を受けて3年目、株数も倍増して今では小さいながらも見応えのある群落となりました。やや弱アルカリ性の土壌を好むため、ムスカリや水仙と同じ区画に配置してpH調整しています。気品にあふれた高貴な花姿と吹き降ろすビル風にも動ずることのない強靭な立ち姿が人目を引きますが、とりわけ年配のご婦人方に人気です(四季の会 5月11日撮影)。

アイリスの気品、高原の夏 
石楠花の開花に合わせるかのように、13号前の『日向の花壇』でオランダ産のアイリスが咲き始めました。高原の別荘地に来たかのような錯覚を道行く人々に与えています。寄付を受けて3年目、株数も倍増して今では小さいながらも見応えのある群落となりました。やや弱アルカリ性の土壌を好むため、ムスカリや水仙と同じ区画に配置してpH調整しています。気品にあふれた高貴な花姿と、吹き降ろすビル風にも動ずることのない強靭な立ち姿が人目を引きますが、とりわけ年配のご婦人方に人気です(四季の会 5月11日撮影)。


風に吹かれて、花の妖精 球根の発芽が象徴する生命再生のプロセスもまた、早春の大きな魅力です。早咲きのショーウィナーやムスカリの群落に遅れること3週間、サッポロなど個性的な百合型チューリップが一斉に『日向の花壇』を清冽な花姿で飾りました。吹きおろすビル風にリズミカルに揺れる様子は、まさに花の妖精たちがおしゃべりをしている、そんな幻想的な光景です。けやき広場には、確かに土の精花の精そして木の精霊が息づいているのだと、あなたは思うにちがいありません(四季の会 4月28日撮影)。

風に吹かれて、花の妖精 
球根の発芽が象徴する生命再生のプロセスもまた、早春の大きな魅力です。早咲きのショーウィナーやムスカリの群落に遅れること3週間、サッポロなど個性的な百合型チューリップが一斉に『日向の花壇』を清冽な花姿で飾りました。吹きおろすビル風にリズミカルに揺れる様子は、まさに花の妖精たちがおしゃべりをしている、そんな幻想的な光景です。けやき広場には、確かに土の精花の精そして木の精霊が息づいているのだと、あなたは思うに違いありません(四季の会 4月28日撮影)。


5月の魔法、石楠花満開! 
年を追ってますます華麗な花姿を披露する石楠花。合わせて8株を2箇所の『日陰の花壇』で育てています。がれきの多い貧弱な土壌をバーク堆肥や自家製の腐葉土で改善してきたことの効果が出ているものと思いますが、花後の処理を学んだことも大きいようです。そして今や5月の魔法、満開の石楠花に埋もれつつたどるプロムナード『四季の道』には、アマチュア写真家はもちろん、杖を欠かせなくなった老夫婦あるいは車椅子の母と娘、それぞれの小さな花の旅。寄付による運営に移行して5年、私たちは団地内外の住民を緩やかに包摂する『けやき広場コミュニティ』の誕生に立ち会っているのかもしれません(四季の会 5月14日撮影)。


待ちわびて、石楠花の道 昨年は5月1日に早くも満開となった石楠花ですが、合わせて8株の歩調が今年はなかなかそろわず、連休中においでいただいた愛好家の皆さんの期待を裏切ることになってしまいました。今か今かと待ちわびるうちに、5月も中旬に入り、早朝からにわかカメラマンの往来が目立つとの報。広報担当もあわてて参戦、蕾の殻を弾き落としながらゆっくりと時間をかけて花弁を開放していく様子に心を奪われます。私たちが見ているのは、幼児の拳ほどの小さな花が20個近く集まって作る直径15センチほどの巨大な集合体。光を浴びながら1昼夜をかけての大仕事です(四季の会 5月11日撮影)。

待ちわびて、石楠花の道 
昨年は5月1日に早くも満開となった石楠花ですが、合わせて8株の歩調が今年はなかなかそろわず、連休中においでいただいた愛好家の皆さんの期待を裏切ることになってしまいました。今か今かと待ちわびるうちに、5月も中旬に入り、早朝からにわかカメラマンの往来が目立つとの報。広報担当もあわてて参戦、蕾の殻を弾き落としながらゆっくりと時間をかけて花弁を開放していく様子に心を奪われます。私たちが見ているのは、幼児の拳ほどの小さな花が20個近く集まって作る直径15センチほどの巨大な集合体。光を浴びながら一昼夜をかけての大仕事です(四季の会 5月11日撮影)。


コミュニティ活性化への取組みについて

活動継続のための取組み

  • 5年前の春に共同世話人という仕組みを導入し、日常の管理を世話人ひとりひとりのライフスタイルに自由に任せることとしました。自治会の役員には通常の業務があり、配偶者の介護という難題を抱えているメンバーもいますので定例会の開催はもちろん当番を決めての対応も壁に突き当たっていました。共同花壇コンクール入賞の波及効果もあって、現在では小学生や中高生から昭和の戦争を生き延びた国民学校世代に至るまで、多世代13名の共同世話人で花壇の管理および周辺広場の見守りを続けることができています。家族の介護でイベントに顔を出すのが精一杯になっても、本人自身がデイサービスに通うなど要支援あるいは要介護の状態になったとしても世話人としてかかわることができる、そうしたゆるやかな仕組みこそ私たちには必要だと考えています。

活動団体内の交流のための取組み

  • 定例会での飲食を伴う語り合いの楽しみは事実上なくなり、共同花壇のあるけやき広場での作業そのものが世話人相互の井戸端会議としての役割を果たしています。世話人の年代の多様性やそれぞれの家庭事情を考えると、全員が集う会合は現実的ではありませんので、世話人をつなぐ連絡便である『ふくろう便』を発行しています。ここ何年かは毎年10通ほどのペースで各世話人の郵便ポストに投げ込まれるのですが、折々の花便りや会計報告等に加えて、今年は梅仕事の工房を各家庭で開こうと呼びかけ、梅ジュースや梅ジャムの仕込みを楽しみました。なお、梅ジャムは団地ふるさと祭りにも出品され、好評を博しました。

その他、アピール点等

  • 共同世話人体制に移行することで、ボランティア組織『四季の会』の構成メンバーは共同花壇管理の第一線を退いた自治会役員8名が名誉会員として対外的な窓口となる一方、花壇管理の実務を共同世話人(現在13名)が責任を持って担うかたちになりました。世話人ひとりひとりにとっては、自らのライフスタイルを基本に時間管理や体調管理をすることでボランティアとしての自発性を確保できます。いわば、晴耕雨読の自由自在さが魅力です。どこかの公的機関の下請けでもなく、ボランティアがボランティアを使うなどという矛盾もありません。また、小学生や中高生が楽しみながらボランティアにかかわるには、ひとりひとりが主体となる共同世話人という仕組みが魅力的に映るはずです。世話人であることを証明するグッズ(名刺代わりの認定証とストラップそして郵便ポストに定期的に届くふくろう便!)も用意して、けやき広場の景観保全に一役買ってもらっています。とりわけ、けやき広場を遊び場とする小学生世話人のネットワークが建替後のコミュニティの再生にどんな効果をもたらすか、期待を持って見守っているところです。
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