団地名:小平
管理戸数:1,766戸
管理開始:昭和40年3月
所在地:東京都小平市
団体名:小平団地園芸クラブ
構成人数:19人
活動年数:約4年
ダリアの他に初夏の球根花を主体にした花々が 横長の花壇全体埋めつくされた景観は団地内外の 地域住民の話題になる。
秋植えのチューリップ、種から育てた金魚草等が花壇を彩っています。 20ヵ所ある団地内の花壇は担当者それぞれの個性が表れて、団地住民はもとより近隣の人々の目を楽しませています。(花壇担当者)
年2回目の落ち葉集積所の腐葉土の天地返し風景。 昨年12月に集積した落ち葉は腐葉土化して9月の花壇には使用可能の状態になる。
6月初旬、共同花壇に花苗の植栽作業を行っている住民風景。 自治会支給の苗は各花壇に均等に配分される。
春植えの花壇の花は春の光を浴びて、 彩りを増して美しさが際立つ。 この美しい花壇の花々が団地の美化の促進に役立てている。
共同花壇の中では小さい花壇の一つである。狭い空間に 春植えのキンセンカの赤が存在感を力強く主張している。
コンクール写真応募集会の様子。 写真選びに写真を手にして真剣に観つめる中に、和やかな雰囲気が漂う住民のワンカット風景。
共同作終了後、集会所前へ戻り、茶、菓子を前に 和気合いあいに懇談する交流風景。 月に一度の交流の場を住民は大切にして参加している。 特に、住民構成員が90才代を含む花壇サークル団体 であるため、活動では互いに労わりと協力が欠かせない。
- 花壇の土壌改良に重点を置く。
- 団地の一角を利用して落ち葉集積所を作りそこで腐葉土を作っている。これに市の生ゴミから出来る堆肥を混ぜている。この堆肥は植裁時に事前に整備された苗床へ十分入れることで土壌改良に役立てている。
- 日常手入れの重要性。
- 日常手入れの際、常に腰を落として花と向き合うことにしている。花の育成状態などの情報を知ることで適切な対応をしている。
- 特別に参加者募集はしていない。住民の誘いと自主的入会者により人員構成は保たれている。しかし将来的には住民の高齢化が課題。(住民年齢70代~90代)
住民同士の交流を図るために行っている(行った)こと
- 毎年4月初めに集会を開き1年間の作業計画等を決めている。その計画に従い、毎月1回の共同作業を行い、作業終了後は懇談を設けて花壇の情報交換や会話など個人の日常活動では得られない全体交流を楽しんでいる。(住民交流写真参照)
- コンクール写真応募企画は会議を通して積極参加と協力を住民に呼びかけた。
- 作業終了後の懇談では後期高齢者が含まれているため、集会所前に椅子を用意して気楽に懇談出来るようにしている。
- コンクール写真応募企画は私達の日常の花壇活動が、写真応募に参加することで外部に発信できる唯一の機会であることを住民の理解が得られた。(住民交流写真参照)
- 小平団地の共同花壇は花壇全体で20ヵ所と多数ある。しかも花壇の形態は奥行きが狭く横長の特殊な花壇である。(巾、約1m×横約12m)その為、花壇は住民全員管理形式でなく、花壇を分割して個人が管理する分担形式の方法を採っている。この活動のポイントは個人が花壇を自由に管理して楽しむことが出来る。そして個人の個性が花壇に表れることで、共同花壇全体が多様性を楽しめる空間として住民に受け入れられている。今後は花壇の特殊性を生かした花壇写真作品の発信が課題である。
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