更新日:2018年12月26日
千葉県千葉市にある千葉幸町団地にて、「徘徊模擬訓練」を開催しました。
本イベントは、認知症の方の家族や担当ケアマネージャーから徘徊についての相談や、警察から徘徊者保護の連絡が増えたことが、地域の取組みの課題となっており、模擬訓練により地域の対応力を身につけ、訓練を通じて地域づくりのきっかけとなることを目的に行いました。認知症役の人と声をかける人に分かれて訓練を行いましたが、認知症役を募集する際に多くの方に認知症役をやってみたいと積極的に手を挙げていただきました。
参加していただいた中学生の方からは、認知症の方への声かけが難しかったがとてもためになった、認知症の人の気持ちが分かった等と発表をしていただきました。地域にお住まいの方からは、訓練では複数で対応したが、いざ一人だと対応ができるかどうか不安であり、難しいと思う等の意見がありました。地域の福祉機関の方から、「上手にやることが全てではなく、意識を持つことが大切です。」と説明をしていただきました。
中学生が体育館で認知症役の地域住民への声かけ訓練をしました。
班分けをして体育館から団地での訓練へ出発します。
認知症役の方はビブスをつけてます。皆様、積極的に声かけをしています。
「驚かせない」「急がせない」「自尊心を傷つけない」が声かけの基本です。