係長になってから、全体を見渡して働くように
メンバーたちの育成も、大切な仕事の一つ

MY CAREER

  • 2014年12月

    北多摩住まいセンター 技術サポート課 主任

  • 2018年4月

    UR都市機構へ出向 東日本賃貸住宅本部 ストック設計部 ストック設計第3課

  • 2020年4月

    コミュニティ推進部 エリア設備課

所属している部署の具体的な業務内容は?

UR賃貸住宅の機械設備の保全工事における、設計や工事の発注に関する業務を担っています。機械設備というのは、たとえば給排水設備や換気設備、機械式駐車場、消防設備などのこと。その「当たり前」を支えるための工事をプロデュースすることが、私たちの仕事です。また本社のコミュニティ推進部では、わりと大がかりな工事を担当。例を挙げると、一棟全体の給水設備配管の取り替えや受水槽の計画的修繕といったプロジェクトです。この仕事の醍醐味は、設計から発注、工事監理まで、トータルで携われるところ。人々のライフラインを支える重要な仕事だけに大きな責任感をともないますが、それに比例して大きなやりがいを味わえます。

現在の役職において、心がけていることは?

係長になっても、仕事の内容は課員と大きくは変わっていません。ただ、自分のことだけを考えるのではなく、全体を見渡しながら仕事をしなければならなくなりました。特に心がけているのは、メンバーたちの育成。仕事を依頼する際には、「なぜそれをやる必要があるのか」を丁寧に説明します。そうすることで、納得感をもちながら仕事にあたってもらえるからです。また、途中で干渉せずに任せることも大切。そのほうが高いモチベーションで働けますし、成長にもつながると考えています。その結果、メンバーが求めた以上のことを成し遂げたときがうれしい瞬間。また、チームとして仕事のプロセスを大切にしています。

マネジメントに携わる醍醐味は?

言われたことをやるだけではなく、自分で意思決定をして、ある程度自分のやり方で物事を進めていけるところ。また、当社は社員の主体性を尊重してくれる社風なので、想いを具現化していきやすいです。私はUR都市機構への出向後に、コミュニティ推進部に戻りました。そのタイミングで、工事のスケジューリングのフローの刷新に着手。それまでは比較的アバウトに組んでいたスケジュールを、できるだけ具体的に落とし込むようにしたのです。たとえ先の工事であっても、細部までしっかりイメージして、早い段階で詰めるように。そうすることで、それぞれのフェーズでやるべきことが明確になり、進捗管理がしやすくなったと感じています。

現在の役職において、役立っている教育制度は?

係長になってから受けた研修です。問題解決や育成などについての講義とグループワークに参加。同じ立場のメンバーのいろいろな考え方に触れ、マネジメントをするうえでとても役立っています。またこのときの研修で、問題の本質はどのフィールドでも似ているということを実感。問題の原因を深掘りしていくと、「情報共有ができていない」「フローがしっかり構築されていない」など、同じような原因が潜んでいると学べました。また、建設コンサルタントから転身してきた私にとって、現在の業務内容はまったく未知のもの。ですから係長に就く前から、各種部門別研修で業務理解を深められたことが、さまざまなシーンで役に立っています。

今後の目標やこれから挑戦したいことは?

今は、会社に求められることにしっかり応え、与えられた業務や役割を粛々とこなしていくことを重視しています。目の前の仕事に真摯に打ち込むことで、会社に貢献できるだけでなく、自分を高められるステージに上がれるのではないでしょうか。ただ、マネジメントを任される立場として、過度な負担をかけないためにも、できるだけ効率的に業務を進められるようにしたいです。時期によってはどうしても案件がたて込み、マンパワー不足になってしまうことがあります。そんなときに、いかにうまく仕事をまわしていけるかが、マネジメントを担う私の役割だと言えるでしょう。