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豊四季台・豊四季台第二・コンフォール柏豊四季台 四季の会

更新日:2016年10月12日

団地概要

団地名:豊四季台・豊四季台第二・コンフォール柏豊四季台 
管理戸数:3,502戸(3団地分計) 
管理開始:昭和39年4月 
所在地:千葉県柏市

活動団体概要

団体名:四季の会 
構成人数:18人 
活動年数:約5年

活動記録

作品紹介


ケヤキ広場の守り人。

共同花壇での活動

  • 『日向の花壇』『日陰の花壇』が2箇所づつ、堆肥サイトが1基。
  • 堆肥サイトでは、立替に伴う保存樹であるケヤキの大木4本から落ち葉を集めている。晩秋の落ち葉かきは体力を必要とするが、広場の紅葉とともに情緒豊かなひとときでもある。
  • 堆肥はなかなか期待通りに熟成が進まないが、土壌改良や植え付けの際の堆肥として活用している。
  • 広場には一対の枝垂れ桃の木がシンボルとしてあったが、昨年強風で片方が折れてしまった。残った木を見守る番外活動も行っている。
  • 2年前の春から共同世話人という仕組みを導入し、ライフスタイルに合わせた自由な活動時間を設定している。介護や要介護の状態になったとしても継続してかかわる事ができるゆるやかな仕組みが必要だと考えている。
  • 花壇周辺500戸に豪華チラシを配布したが2名が加入したのみだった。世話人が名刺を配って宣伝し、小学生から国民学校世代までの世話人で活動範囲を花壇に限定せず、広場の樹木まで見守りを続けている。

コミュニティ形成等

  • 会費は無料とし、花苗は現物寄付を原則に住民に呼びかけている。
  • 建替えに伴ってリセットされたコミュニティはなかなか再生せず、モラルの崩壊による鉢植えや鉢土の不法投棄に悩まされているが、世話人によるボランティア活動や住民の花苗の寄付行為による信頼関係の構築がコミュニティの再生に役立つと確信している。
  • ベランダ園芸の断捨離を希望する方への引き取りや、団地周辺の住民の鉢土持込への対応などを行っている。
  • 不法投棄厳禁の看板や、『お気に入りの花苗お譲りください』のステッカーにより、広場での投棄は収まったが、各棟の周りの植え込みには不法投棄があるため問題が全面解決されているわけではない。
  • 花の見頃には多くの方がシャッターを切りに訪れる。水仙や桃の花、ラベンダーやデイリリー、カサブランカ、山百合とりわけ、枝垂れ桃の美しさは格別。
  • 残念な事に、花盗人が依然として絶えない。『野の花は、野で咲きあるいは散ってこそ美しい』と掲示して訴える以外になさそうです。

その他

  • 共同世話人体制に移行し、ライフスタイルを基本に時間管理や体調管理をすることでボランティアとしての自発性を確保している。
  • 一方、定例会での語り合いの楽しみはなくなり作業そのものが井戸端会議の役割を果たしている。
  • 全員揃う事は、いくつかのイベントを除いてないため、世話人をつなぐ連絡便である「ふくろう便」を年に4~5回発行している。イベントや会計報告に加え『珈琲の花プロジェクト』と称して種子のプレゼントも実施した。ふくろう便のネーミングはハリーポッターに習ったもので、小中学生の世話人もいるのでなかなか良いネーミングではないでしょうか?
  • 会員の経済的、心理的な負担を軽減し、共同花壇を持続可能にすることを第一に実験的な試みとして始めた全面的な寄付体制での運営であるが、管理が軌道に乗るとともに、新たな価値を生み出している。
  • 寄付行為を通じて、世話人と団地住民の関係が深まる事で、コミュニティを再構築するひとつのきっかけにもなっている。寄付をする事で、その成長を気にかけたり、終活としてのベランダ園芸の断捨離にかかわる事になるからである。
  • 寄付された花苗にはそれぞれ住民の物語があるが、花壇に移植されると寄せ植えとなり、造形美という観点では見劣りする。それでも、ケヤキの大木の傍らに寄付のカサブランカ、山百合が加わり想定外の美しさである。
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