【優秀作品賞】高島平　高島平二丁目花の会

更新日：2016年10月12日

団地概要

団地名：高島平　
管理戸数：8,287戸　
管理開始：昭和47年1月　
所在地：東京都板橋区

活動団体概要

団体名：高島平二丁目花の会　
構成人数：20人　
活動年数：約1年

活動記録

作品紹介

花壇全体。

作業風景。

住民交流の様子。

アピールポイント。

共同花壇での活動

花壇は日照や通風などの条件も加味しながら、それぞれ特徴が出るように、多年性植物、一年性植物を多種組み合わせている。
保育園前は子どもたちの元気をイメージしてオレンジ・黄色、ショッピングセンター前は赤系、広場横は紫系で大人向けの花壇にしている。
花壇の前を通る方々が四季を通じて楽しめるように、花が少なめの時期でも、葉の色や形状のバリエーションを工夫して植えている。
更に活動メンバーの負担を軽減するために「ローメンテナンス、ロングライフ」をモットーに植物を選んで植えている。
団地掲示板にチラシ掲出のほか、毎回の活動の様子を写真を入れて掲出し活動の変化を団地住民の皆さんにお知らせできるようにしている。
毎回の活動では、A型看板を花壇前に置き、通りがかりの人にも分かるようにして、活動の認知に努めている。
作業中に、花壇の様子をご覧になっている方には適宜声をかけ、気軽にお手入れに参加できるよう心がけている。

コミュニティ形成等

活動メンバーとしての意識を醸成するために、オリジナルの缶バッチを活動参加者に配布している。定例活動以外でもちょっとお手入れしているときに、アピールすることにも役立っている。
花壇のお手入れをして終わりにするのではなく、定例活動後はお茶を楽しんだり、テーブルに飾る花束を作るなど交流を深める工夫をしている。
年末の活動では、樹木の剪定したものを活用した、フレッシュグリーンのリース作りを予定しており、花壇活動に参加しづらい方でも花壇に関心を持ってもらうような機会を作っていく。
お手入れをしていると「きれいですね」「この花は何という名前ですか」という会話のきっかけが生まれてきている。
また活動が少しずつ広がってきて、苗や種をいただくことが増えている。景観デザインでは課題もあるが、地域の皆さんが家でなかなか出来ない園芸活動に対して、地域の庭としてきれいになって欲しいという期待を持ってくださっている表れだと思っている。
今年度は初動期ということもありコミュニティガーデンの専門家にアドバイスをもらいながら進めているが、第三者の専門家が入っている事で、これまで自治会活動に参加する機会がなかった方が、参加しやすくなるきっかけになればと期待している。

その他

今年度は、東京大学や筑波大学が研究として関わってくれているので、学生の他若い方が参加してくれる事に、さらに期待したい。
保育園前の植え付けでは、園児たちも参加し、登園時に親子で「きれいになったね」という声も聞かれ、花壇活動に参加する方以外も花壇を楽しんでくれている姿がとてもうれしい。
緑の会の活動は、花壇のお手入れボランティアだけでなく、日々の暮らしに役立つ緑の活用アイデアを毎回専門家に教えてもらっている。
そうした個人の暮らしのお得と共同花壇の魅力アップが相乗効果となって、みんなが楽しめる活動を意識しているのが大きなポイント。