団地名:藤の台
管理戸数:2,227戸
管理開始:昭和45年7月
所在地:東京都町田市
団体名:藤の台花の会
構成人数:12名
活動年数:約17年
コロナ禍での猛暑の夏が長引き、その後は一気に温度が下がった秋。いつもの種まきが例年より少し遅くなりましたが、集中力で乗り切りました。マスクをしての作業と近距離のおしゃべりは禁物なので、作業終了後はホッとして、距離をとっての休憩は充実感で満たされました。※カンパニュラとカスミソウの種をまきました。
ザル菊・嵯峨菊・肥後菊などの冬至芽を一本一本挿し木用に、いらない葉はカットし丈を揃えて挿し芽を作り、種類別に赤玉土に挿す作業を行いました。労力のいる作業ですが指示がなくても慣れた行動で、高齢者とは思えない手際の良さでした。
コロナ禍で元気のない団地内で、住民の皆様に喜んでいただけることをと花見会を企画し、その中で、花の会で育てた千日紅とワレモコウの花をドライフラワーにしてミニブーケ作りを行いました。お子さんから高齢の方まで一時を楽しまれ、ブーケをお土産に喜ばれました。
花の会メンバーが講師となり、花の会で育てた花をドライフラワーにしてミニブーケ作り。手先を動かす作業に皆さん真険に取り組み、出来上がったブーケを見てニコニコしながら帰って行かれました。
斜面を上手く利用した花壇。多年草を中心にナデシコ、アルストロメリア、ニゲラ、オステオスペルマムなど一面に咲く花達で春爛漫となります。
桜の樹の下の半日陰の花壇を上手く利用して、山野草や多年草を中心に育てています。芽吹きの時期を向えると新緑がとても美しいです。スズラン・ナルコユリ・ミヤコワスレ・イベリス・京ガノコ・ハツユキカズラ・シャクナゲなど花名札を立てて住民の皆さんにお知らせしています。
プレートを設置していただいた所は、その時期のメインの花で一年中飾るようにしています。2020年の夏期は、色とりどりのコリウスです。華やかな色合いなので立ち止まって見ていかれる人も多く、話の輪が広がります。
2~3年前から力を入れて育てているザル菊です。4月に冬至芽を挿し芽作業して半年以上苗の成育を行い、やっと11月に開花を迎えます。見事に咲き揃った姿に住民の皆様方から絶賛のお言葉をたくさんいただきました。
- 「四季を通して団地中に花色と笑顔を!」をモットーに、地域住民のコミュニケーションの一助として、花壇作りの活動が役立つように頑張っています。
- 5ヶ所の花壇、それぞれに日光の良く当たる花壇は、多年草の中でも花の色の種類がたくさん見られるように工夫して植えてあります。一年草は、多年草と色合いが良くなるよう、毎年考えて種から育てています。半日陰の花壇は、山野草など日陰でも育つ植物を中心に、山野草の花色がない時期は一年草でカバーし、一年を通していつも花色が見られるように工夫しています。
- 植え替え時にまだ綺麗な花は花壇の入口のバケツに入れて、通りすがりの方々に差し上げて喜んでいただいています。
- 参加人数増加のために、自治会広報誌や自治会行事等での呼びかけを行っています。また、花の育成・活動内容・地域のイベントの報告などを、2013年から始めたブログで発信して住民の方々に関心をもってもらっています。
- 活動継続への取組みとして、ほとんどのメンバーが高齢のため、日頃の安否確認の声かけや緊急連絡先などをまとめた見守り連絡表を作り、いつも気にかけています。昨年入会した若い親子のメンバーには、生活の負担にならないよう親子で楽しめる作業に参加してもらうなど、メンバーひとり々に合わせて活動しています。
- 活動団体内の交流としては、例年は年間5~6回程度、都内・近隣県などに花の見学として小旅行を行ったり、年末の忘年会で盛り上がっています。また、資金作りのフリーマーケット用の手作り品作成は、女性メンバーが週一回集いおしゃべりがつきません。日頃の作業の休憩時は、例年だと憩いの場となっています。コロナ感染の終息を願うばかりです。
- 団地居住者との交流
今年はコロナ禍で縮少せざるを得ない中、10月と11月に「花見会」のイベントを行いました。きれいに育ったお花を見ながら歓談したり、「お花の相談会」「ミニブーケ作り」「ミニフリマ」などを企画して、密にならない人達で交流しました。 - 子どもたちとの交流
団地内の保育園の子ども達との毎日のあいさつと声掛けは、いつもの風景となりました。下校時の小学生達は、花の会の人だと判ると元気良くあいさつして花壇前を通って行き、私達も元気をもらいます。 - 地域に暮らす人との交流
例年だと地域の夏まつりやおもちつき大会、リサイクルバザーなどお手伝いとして参加し、子どもからお年寄りまで交流を深めています。また、自治会が発足させた「たすけあいの会」「見守り支援」「のら猫対策会」「防災会」などにメンバーが個々に関わり、地域のお手伝いをして住民の皆様に喜ばれています。
- 今年はコロナ禍でいろいろな取り組みやイベントを縮少したり、中止しなければいけませんでしたが、花壇作りは3密に注意してメンバーみんなで季節の花々を咲かせ続けました。そうしましたら、いつもより多くの住民の方々、通りがかりの人達、保育園の子ども達に声をかけてもらったり、声掛けして「いつもきれいで和みます。ありがとう」の言葉をたくさんいただきました。
2020年度共同花壇コンクール<審査結果>
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殿堂入り部門一覧
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