UR賃貸住宅の維持修繕に関する業務を担当しています。安全・安心・快適な住生活環境の提供のためには、滞りのない計画的な修繕が欠かせません。私たちの業務は、修繕周期や建物の状態を踏まえて計画的修繕を実施すること。設計や積算についてUR都市機構や設計事務所と連携しながら工事を発注し、工事中は発注者として受注者への対応をします。エリア技術課では、住まいセンターの修繕より金額規模の大きな工事を担当。数千万円から1億円を超える工事を、年間100件ほど分担して実施しています。外壁の色が変わると、団地のイメージや街の雰囲気が大きく変化。 工事が終わるたびに得られる達成感は、次の仕事へのモチベーションにつながります。

課長代理として、効率化を目指した業務改善に注力
大規模工事の知見を、社内に広めていく役割も担う
MY CAREER
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2015年5月
神奈川西住まいセンター 技術サポート課 主任
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2017年4月
神奈川西住まいセンター 住宅改修課 主任
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2019年4月
UR都市機構へ出向 東日本賃貸住宅本部 設計部 ストック設計第3課 主査
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2021年4月
コミュニティ推進部 エリア技術課 係長
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2021年7月
コミュニティ推進部 エリア技術課 課長代理
所属している部署の具体的な業務内容は?


現在の役職において、心がけていることは?
まず、業務改善による効率化です。UR都市機構への出向時代に、大がかりな保全工事を担当したのですが、その知見を当社に持ち帰って広めることが私の役目。というのも当社では、昨年から1億円以上の工事の発注を実施することになったからです。大規模工事では協力会社を一般公募する必要があるなど、プロセスが非常に複雑。今はそのフローをしっかり整え、スリム化していく取り組みを進めているところです。さらに、業務全体を把握することも重要。メンバーの進捗をマメに確認し、緊密にコミュニケーションをとるようにしています。大変そうなら仕事を引き取るなど、口だけでなく行動で示すことも心がけていることの一つです。
課長代理に抜擢されるまでに、大切にしてきたことは?
どんな仕事や役職でも同じだと思うのですが、関わり合う人々を大切にすることです。私たちの仕事は、社内だけでなく、UR都市機構や協力会社など、さまざまな立場の方々と接します。ですから相談したり、されたりしやすい関係性の構築を大事にしてきました。印象に残っているのは、UR都市機構に出向していたときについた新人の部下。出向後に当社に戻るときに、「葉山さんと一緒に働けて幸せでした」という言葉とともに、私のネーム入りのボールペンを贈ってくれました。

現在の役職において、役立っている教育制度は?
課長代理に昇格した際に受けた研修が、ダイレクトに活きています。内容は、社会情勢を踏まえて、会社がどう変わるべきかを考えるグループワーク。正直それまでは、与えられた業務をこなすだけで、そのようなことを考える機会はありませんでした。研修によって、時代の変化やニーズをキャッチアップして変化していくことの大切さを痛感。また、グループワークを通して、さまざまな視点や考え方に触れられたのも大きな収穫です。このように、当社には多彩な研修が用意されており、常に学び続けられる環境。UR都市機構の研修に参加することもでき、当社とは異なる視点でのものの見方を学べるのも、大きな魅力だと言えるでしょう。
今後の目標やこれから挑戦したいことは?
社会インフラの老朽化が指摘されるなか、UR賃貸住宅の維持保全を担う当社の役割はとても大きいもの。今後さらに、その重要度は増していくでしょう。今ある建物を長期的に活用していくうえで、技術職の私たちが果たす役割はますます大きくなります。ですから管理業務で培った経験を、新しい時代に合わせながら若手社員に継承していくことが重要だと考えています。また、ゆくゆくは課長など上のポストを狙いたいですし、建物だけでなく、社内環境を時代に合わせていくことも目標。たとえば、ITの積極活用で煩雑な書類の電子化などを推進していきたいです。社員の声を吸い上げてよりよくしていこうという社風の当社でなら、必ず実現していけるでしょう。
