管理職としての一番の役割は、「決断」と「調整」
常に、スピードのある判断を下すことが大事

MY CAREER

  • 2005年12月

    東京支部 総務課

  • 2008年6月

    UR都市機構へ出向 本社住宅経営部 ストック活用計画チーム

  • 2011年7月

    東京南住まいセンター 総務収納課 係長

  • 2014年5月

    横浜南住まいセンター お客様相談課(兼)総務収納課 係長⇒課長代理

  • 2015年9月

    コミュニティ推進部 支援企画室 課長代理⇒専門役

  • 2019年4月

    北多摩住まいセンター お客様相談課長

  • 2021年4月

    東京北住まいセンター 総務収納課長

所属している部署の具体的な業務内容は?

総務収納課は、お客様の入退去・賃貸借契約に関する届出・申請受付事務や退去時査定、家賃等収納、駐車場利用申込・契約などのほか、センター内の総務・経理契約事務などを担う部署です。私たちが手がけているのはお客様直結のビジネスですが、裏方的な業務も多く、決して華やかではないかもしれません。しかし、舞台も演じる役者だけでなく、照明・技術・衣装などの「裏方」がいないと成立しないことと同じで、団地の管理も、お客様のご協力に加え、センター社員、パートナー会社の方々など「縁の下の力持ち」がいないと成り立ちません。そうした方々とのつながりを大切にすることが、相対的にお客様の満足度アップに直結すると考えています。

現在の役職において、心がけていることは?

管理職として課員から求められているのは、基本的には「決断」と「調整」だと考えています。例えばお客様からのお問い合わせ等に対しても「決断」を求められる場面が多いのですが、お客様のご事情と組織としての判断をどう折り合いをつけて円滑に進めるかの「調整」も必要です。そのためには、自身の経験則や幅広い知識に加え、課員の担当業務の内容を普段から把握しておくことも不可欠となります。こうしたことは、課全体のモチベーションにも影響しかねないため、常日頃から管理職としての重みを感じつつ、スピードのある判断を下すことを心掛けています。これはお客様だけでなく、UR都市機構、社内に対しても同じことが言えます。

幅広い部門のマネジメントを経験できるメリットは?

端的にいえば「知見と人脈」という言葉になります。私は3年間のUR都市機構への出向、お住まいのお客様に直結する住まいセンター総務収納課・お客様相談課、本社支援企画室でのウェルフェア業務の立上げなど、さまざまな部署で多種多様な業務を経験してきましたが、その積み重ねによって幅広い「知見」を蓄積することができました。現在のポジションでも、その蓄積を活かして、複数の要素にまたがる問題にも柔軟に対応できるようになっています。また、その時々、それぞれの場所で関わらせてもらった方々がいま「人脈」となり、業務上の不明点の解決や情報収集の大きな助けになっています。それらが私の強みであり土台であると実感しています。

課長にキャリアアップしてからの意識の変化は?

課長になってからは、経営をより意識するようになりました。メンバーに対しても、経営を意識したより具体的な目標を立てさせるようにしています。管理職の立場としては、自分自身が会社の目指す方向性を十分認識し、その達成のために全体をマネジメントすることが必要です。ただ、それを実際に遂行していくのは課長代理以下メンバーの役目になりますので、モチベーションを高めるためにも、日常からメンバーに対する十分なサポートを心掛けています。また、私のモットーは「仕事をするなら、楽しく仕事をしよう」ですが、キャリアアップしてからその気持ちがより強くなってきましたので、コミュニケーションも大事にしています。

今後の目標やこれから挑戦したいことは?

国内最大級の賃貸住宅オーナーであるUR都市機構の100%子会社である当社は、いわゆる「国内最大級の住生活総合サービス会社」ということになります。つまり、私たちの存在価値は、住宅の適切な管理による安全・安心・快適な住生活環境の提供を軸に、ウェルフェア業務をはじめとするコミュニティ形成支援等を新たに付加し、お客様へプラスαの価値を「還元」していくことで高まります。今後は、こうした社会ニーズや環境の変化にも対応できるオールラウンダーとして広く貢献していきたいと思っています。また、会社の経営計画等をより重要視する立場になったことをステップに、ゆくゆくは経営の中核の一翼を担っていきたいと考えています。